スマホでGoogle検索した結果の画面に、下の写真の「雷」ようなマークが表示されませんか?

このマークが付いているページは、「AMP対応」ページといい、それに対応したHTMLで表示されます。
AMPについては、Googleが推奨はしているのですが、様々な問題点も含まれます。

僕もこれまで利用していたのですが、考慮した結果はずすことにしました。
そんなAMPについて解説していきます。
- AMPとは何か?
- AMPのメリット・デメリット
- CocoonでのAMPの設定・解除の仕方
AMPとは何か?
AMP(Accelerated Mobile Pages)とは、Googleが推奨しているもので、簡単に言うと「モバイルページ最適化」です。
Web page speed improves the user experience and core business metrics
https://amp.dev/ja/about/websites/ より
AMP pages load near instantly – across all devices and platforms.
ウェブページが高速化されることで、ユーザビリティも改善されると書いてあります。
CSSのサイズを規定したり、非同期のJava Scriptのみを許可したりすることで、ページの読み込み時間の縮小を図っています。
AMPのメリット・デメリット

モバイルページが高速化されるので、一見メリットばかりのように見えるAMPですが、実はデメリットもあります。
それぞれ解説していきます。
AMPのメリット
1.ブログの直帰率が下がる
みなさんもサイトを検索した際に、なかなか表示されないページに飛んだ時、戻るときがありますよね。
そんな表示速度を解決してくれるのが「AMP」です。
CSSが75キロバイトまでと指定されているなど、表示が遅くなるような仕組みを排除しています。
とにかくユーザビリティを考慮してあり、コンテンツの内容を素早く届けるのに役に立ちます。
2.Googleに評価される
AMPを推奨する側からすると、導入していることへの評価は高いです。
結果として、
- 検索順位の上昇
- クリック率の増加
- アクセス数の増加
などにつながります。
SEOの面でもGoogleからの評価は大事で、かなりサイトのPV等にも関わってきます。
現在はモバイルページのみに対応していますが、PCにも対応すればさらに効果が高まるでしょう。
3.カルーセルに表示される可能性がある
カルーセルとは、Google検索結果のトップに表示される横にスライドできる項目です。

こんな感じで、写真と記事のタイトルが大きく表示されます。
これは新たなユーザーを確保することに繋がり、PVも増加します。
AMPに対応することで、ここに載る可能性があるということは大きなメリットでもあります。
AMPのデメリット
1.サイトデザインが崩れる
AMPを導入すると、CSSやJava Scriptに制限があるため、サイトで設定したテーマが反映されない場合があります。
Cocoonで反映されなかった点は以下の通り、
- ヘッダーの画像サイズ
- サイドバーの表示
- 見出しカスタマイズ
- ASP広告の表示
これらがモバイルページでは表示されませんでした。
確かに高速表示されるのですが、デザインの崩れは収益の面でも影響がでます。
特に痛いのがASPの表示に関してです。アドセンスは問題なく表示されますが、商品リンク等がテキストのみで表示される場合があります。

このようにな理由もあり、現在はAMPを解除しています。
Cocoonでは素晴らしいことに、元々高速化する機能が付いているので、AMPを使わなくてもある程度の表示速度は保てると考えています。
2.SNS流入が下がる
Twitter等で記事を公開したときに、スマホで見るとAMPページとして表示されます。
SNSで共有するときは、見やすさ>高速表示だと考えています。
理由は、
- 見たいと思ったときだけクリックされるから
- 信頼性につながるから
こういった理由です。ひとつずつ見ていきます。
見たい時だけクリックされる
Twitterで共有した際に、分析をしてみたのですがTwitterに挙げた記事がクリックされる場合、いいねの数との比率は約36%でした。
20いいねで7クリック程度ですね。
これは何を示すかと言うと、そもそもこのページを見たい人だけサイトに飛ぶということです。
なので多少の表示速度は確保するにしても、SNSではそもそもAMPのマークなど表示されていないので、さらなる拡散を狙うためにも、ページに飛んだ先のコンテンツがしっかりしていることが大事だと思います。
信頼性につながる
SNSで記事を見たときに、ページが左右に動いたり見にくかったりすると、不信感が生まれます。
さらにはこれが繰り返されることで、ブログのアクセスも減る場合があります。
こういった点で、ユーザビリティを確保することは信頼性を生みます。
AMPでの高速表示も立派なユーザビリティ向上ですが、見やすさとのバランスが取れていないといけないので、難しいところです。
CocoonでのAMPの設定・解除の方法
CocoonでAMPを設定するのは簡単です。
管理画面から、「Cocoon設定」→「AMP」とクリックします。

「AMP機能を有効化する」のチェックを外せば解除されます。
調べたところ301リダイレクトの設定をする必要はなく、当ブログもAMPをこの方法で解除しましたが、Google検索においてきちんと表示されています。
適用されるまでまでは、何時間かかかりますので気長に待っておきましょう。
AMPが配信されているか確認する方法
逆にAMPが配信されているか確認するには、「サーチコンソール」を使います。

「URL検査」から指定のページのURLを入力して、AMPが有効か調べます。
まだAMPを解除したばかりなので、AMPが残っているページもありますが、待っていれば適用されます。
検索順位が高い記事やPVが多い記事は、インデックス登録を再び申請するのもおすすめです。
まとめ AMPの設定を見直そう

なんだか自分のブログをスマホで見たときに、表示がおかしいなとかサイドバーが出ない!と思ったら、AMPの設定を見直してみてください。
それが原因の場合があります。
確かに画像等も高速表示されますし、Googleの評価も良いですが、サイトのデザインが崩れるのも問題ですよね。
検索結果を見てみると、案外AMPに対応してないページも多いです。
サイトの回遊率を考える点においても、改めてAMPに対応させるか考えてみてはどうでしょうか!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
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